染め出しをしよう

■みがけてますか? 染め出しでプラークをチェック!

 むし歯や歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は、べたべたと歯にくっつきやすく、また歯と同じような色をしているので見落としやすいものです。みがき残ししやすい奥歯の溝や歯のつけね、歯と歯の間などはそのままむし歯になりやすいところでもあり、予防のためには、みがき残ししやすい場所を染め出し液などで把握しておくことが大変重要です。
 きれいにみがいたつもりでも、歯ブラシがあたりにくいところには、みがき残しがあるものです。そしてみがき残したところからむし歯はできてしまうのです。
染め出し前
一見きれいに見える歯も…
染め出し後
染め出してみるとみがけていません
■染め出し剤って?

 さて、プラークを染め出すための染め出し剤にはさまざまなものが市販されていますが、どのようなものを選ぶのが良いのでしょう?
 かつて厚生省(現厚生労働省)の示した染め出し剤の所要性質は右の通りです。
 色素には以前はヨードなどが多く使われていましたが、色調が目立ちにくいことや染色性の弱さなどから現在では赤色104号や105号といった食用色素が主に使われています。
 現在市販されている染め出し剤のほとんどが所要条件を満たしていることは言うまでもないですが、色調や染色度については採用した色素の種類や配合量などの違いにより違いがあるようです。液体やジェル、歯みがき剤に色素が添加されたものや錠剤など、形状もさまざまなものがあります。


所要条件

■セルフチェックの目を養おう!

 プラークの染め出しをすると、現在付着しているプラークがはっきりと確認できます。染め出された場所は、みがき残している場所であり、何度か染め出してみていつも同じ場所が赤く染まるようであれば、普段のみがき方を改善する必要があるかもしれません。そして赤く染まった場所を意識してみがくことにより、確実にみがき残しをなくす歯みがき法が習得できることでしょう。染め出しをして、自分でチェックする目を養うことが非常に大切なのです。歯みがきの後にもう一度確認染めをして、みがく前に染まっていたところが染まらなければその汚れはきれいに落とせたことになります。このように歯みがきの成果がわかることで、歯みがきに対するやる気(モチベーション)がでるというメリットもあります。
染め出し

■プロフェッショナルケアでも染め出し剤は活躍!

  みがき残しをなくすために染め出しをするわけですから、すみずみのプラークまでしっかり染まらなくては意味がありません。歯科医院で行なわれるプロフェッショナルクリーニングでも、施術の前後に染め出しを行なうケースも多いようです。右は、クリーニングの前後に前歯の右と左で異なる染め出し剤を塗布したものですが、上段の左側(画面では右)と右側(画面では左)では、染色力に明らかな違いがあるのがわかります。クリーニング後の確認染め(下段の写真)は左右の染め出し剤を逆にしてみたところ、今度は右側(画面左)にみがき残しが見つかりました。左右の染め出し剤を入れ替えなかったら、右側(画面では左)のみがき残しは見つからなかったかもしれません。
 一見染まらないと安心してしまいがちですが、実際はよりしっかり染まる染め出し剤のほうが安心なのです。

 注: 正面写真は向かい合って口の中を見ているため、画面上で右側は実際には左側になります。
PMTC前
画面右のほうがしっかり染まっています。
確認染め
 クリーニング後の確認染めは左右を逆に。
今度は画面左にみがき残しを発見!
写真提供:景山正登先生(詳しくはコチラ
そめだししよう
染め出し中 実際に染め出しをしてみましょう。
 家庭では歯ブラシで手軽に塗布ができるジェルタイプの
 染め出し剤が便利です。

 ・歯ブラシに染め出し剤をとり、歯面に塗布します。
 ・水で1〜2回軽くうがいをします。
 ・鏡で汚れを確認しながら歯みがきをします 
  (歯みがきの方法は ココ )。
プロ
ekijel 歯科医院で使用している染色剤には
ジェルタイプの他にも液状のものもあります。
どちらも歯科医院で購入可能。

>>製品情報

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