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EvolvingMI

発展するMI

MIコンセプトは患者さんの口腔すべての問題の軽減に生かされます。

ジーシーが提唱するIdentify(診断) Prevention(予防) Treatment&Control(処置・管理)のMI コンセプトに基づく3つのアプローチは、初期う蝕以外の分野でも生かすことができると考えています。 例えば、“歯がぐらくらする”という患者さんが歯科医院を訪れたとします。そこで、その歯が生かせる歯なのか、またぐらぐらする原因は何か、進行阻止または治癒する手段はないのか正確に診断 (Identify)し、患者さんの要望も聞きながらその歯をできるだけ残す処置(Treatment)を行ないます。そして、メンテナンスにより維持・管理(Control)し、なおかつ病状の進行と他の部位での発症を予防(Prevention)するためのケアを行ない、患者さん自身にも実践してもらい管理(Control)していきます。こう述べますと当たり前のことばかりですが、MIの基本は、すべてのケースのすべての段階で原因とリスクを正しく診断し、健全部位をできるだけ残す“最小の侵襲”を心がけることです。しかし、最小の侵襲を心がけるあまり、審美的ではなくなり、そのことで患者さんにストレスを与えてしまっては良くありません。患者さんの要望をうかがいながら、より健全部位を残す良い方法を検討し、導いていくことが大切です。そして、口腔に問題を抱えた患者さん(Patient)だけではなく、健康な人々(Public)も将来なり得る疾患の罹患リスクを診断(Identify)し、予防(Prevention)的な処置(Treatment)により、現在の健康を維持・管理(Control)していくことが理想です。

個人個人に合わせたそれぞれ異なるMIプログラムがあります。

たとえば、同じ主訴をもっていても患者さんの要求、また病状の進行や患者さんの健康に対する認識なども異なるため、おのずと治療プログラムは個人個人変わってきます。個人個人の要求を満たして、患者さんに満足のいく対処を行ないつつ、最小の侵襲による理想的なプログラムへと導いていきましょう。